より健康な歯をつくるために!予防歯科徹底ガイド

歯医者で行われている予防歯科

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スウェーデンで始まった予防歯科という新しい考え方

歯を健康に保つためには、まず虫歯にならないことが大切です。 虫歯は口の中に存在するミュータンス菌という細菌が作る酸により、歯のカルシウムが溶け、穴が開いてしまうものです。 虫歯にならないためにぜひ知っておきたいのが、歯垢について、細菌について、そしてフッ素についてです。 まずはこの3つについて解説します。

健康な歯をつくるために大事なこととは?

北欧のスウェーデンは、世界の中でも国民の歯の健康度合いがトップクラスの国です。
そんなスウェーデンも、一昔前までは多くの国民が虫歯や歯周病に悩まされていました。
そのような状況を打破したのが、予防歯科です。
予防歯科というのは、虫歯になってからの治療ではなく、虫歯になる前の予防をメインに行うものです。
スウェーデンはこの予防歯科を世界でいち早く取り入れ、国民全員が受けられるような仕組みを構築しました。

スウェーデンと日本の予防歯科に関する調査結果を見てみると、予防歯科に取り組んでいる人はスウェーデンでは69.3%でしたが、日本では26.2%しかいませんでした。
この結果は老後に残っている歯の本数に大きな違いをもたらしています。
70歳で保持している歯の本数を比べると、スウェーデン人は平均21本保持していますが、日本人は平均16.5本しか保持できていません。
しっかり噛んで毎日の食事をおいしく味わい、健康に過ごすためには20本の歯が必要だと言われています。
スウェーデンの人々は、その必要本数を上回るほど、70歳になっても多くの歯を保ち続けているのです。

まだまだ予防歯科に取り組んでいる人は少ない日本ですが、ここ最近ではより積極的な取り組みが行われ始めています。
国や地方自治体では、歯とお口の健康を重要視し、法律や条例を整備して予防歯科を広める活動を行っています。
また予防歯科に取り組む歯科医院の数も年々増加し、それに比例して、歯科医院での定期健診の受診率も増えてきています。

予防歯科が健康な歯を保つためにいかに大切かが分かったところで、次からは実際に歯科医院でどのような予防歯科が受けられるのかについてみていきましょう。
あわせてご自宅でできる予防歯科についてもご紹介します。

歯科医院で受けられる予防歯科とは?

現在、予防歯科は多くの歯科医院で積極的に取り入れられています。 歯科医院で行われる予防歯科とはどのようなものなのでしょうか? ここでは歯科医院で行われている予防歯科の内容についてご紹介します。 また、予防歯科の中でも特に注目されているPMCTという施術についてまとめました。

自分でできる予防歯科

歯科医院で予防歯科を行うことももちろん重要ですが、予防歯科の基本となるのは、日々自分で行う歯磨きです。 ここでは正しい歯磨き方法についてご紹介します。 また子供の乳歯は永久歯に比べ小さい分、歯のエナメル質が薄く虫歯になると進行が大人以上に早いため、さらに注意が必要です。